信州大学経済学部の学生と県議会議員との意見交換会『「こんにちは県議会です」信州大学』を開催
12年10月31日
平成24年10月29日(月)、長野県議会と信州大学は『「こんにちは県議会です」信州大学』を松本キャンパスにて開催し、県議会議員と信州大学経済学部の学生が活発な意見交換を行いました。この取組みは、県政についての理解を深めるために地域住民を対象として行われているもので、学生を対象として開催されるのは今回が初の試みです。
平野成基県議会議長、徳井丞次信州大学経済学部長の開会の挨拶に引き続き、県政報告会ということで、県議会の概要説明や業務内容の説明、9月定例会の報告等、県議会の日ごろの活動についての報告がありました。
県政報告会に引き続き、学生との意見交換会「ふれあいミーティング」が行われ、「県政、県議会について」「学生の県政への参加について」「長野県のまちづくりについて」の3つのテーマについて、学生からは様々な意見や提言が出されました。
安曇野市議会にてインターンシップを行った学生からは、「若者に身近な県政を目指す上で、こうした意見交換を学生と行うのは良い機会だと思うが、その他に検討している取組みがあったら教えて欲しい」という意見があり、県議会から「ツイッターやSNSの利活用を検討している」と回答がありました。
また、「地域住民と地方行政・議会の考えがずれているのではないか」という指摘もあり、県議側からは「県議会は県内全域からの58名の代表から構成されているが、全県の意見を取りまとめるのは難しい。こうしたずれの緩和について、相互の交流の機会を増やしたり、SNS等を活用したりする方策を検討している」という説明がありました。
その他、
・就職支援等、雇用問題への取組み
・将来の子育てについて、共働き世帯や男性の子育てについての県政の成果
・県政における政党・会派の役割
・情報ネットワークの普及等新たな社会システムの変遷に対応した街づくり
・公共交通機関の整備
・長野県の景観の保全への取組み
・県立4年制大学の設立
等についての意見・提言があり、県議側から丁寧な説明や回答がありました。
会の終了後、平野議長は「学生との意見交換という初の試みだったが、地域住民とは違った視点での意見があり、大変ありがたくこれからの県政に生かしたい。これをスタートとし、これからもこうした素晴らしい機会を重ねていくことで、県議会へのご理解とご協力をいただきたい。」と述べました。
最後に、本学の卒業生である広報委員の清沢英男議員からは、本学の学生に向け、「先鋭的な感覚も大事。哲学的な考え、アカデミックな考えを持ってこれからも頑張って欲しい」との応援の言葉をいただきました。
当日の様子を動画でご覧になれます。
長野県公式ホームページ 「こんにちは県議会です(県政報告会・ふれあいミーティング)動画」はこちらから↓
http://www.pref.nagano.lg.jp/gikai/tyousa/movie/library241029.htm
