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医学部が「高機能手術支援ロボットの開発」への研究成果応用について会見

12年09月13日

  (独)新エネルギー・産業技術総合研究開発機構(NEDO)の「がん超早期診断・治療機器の総合研究開発」の一環として、信州大学医学部も参加する「消化器外科サブプロジェクト」が開発した「消化器外科用インテリジェント手術支援ロボット」の発表に伴い、信州大学医学部は、医学部器官制御生理学講座の研究成果が応用されていることから、平成24年9月12日(水)に会見を行いました。
  福嶋義光副学長・医学部長のあいさつの後、医学部器官制御生理学講座の大橋俊夫教授が、この成果を応用した高度な技術を説明。内視鏡検診時に超音波を使い、がんの有無を調べるのと同時に、がん原発巣から最初に転移の生ずるリンパ節(センチネルリンパ節)へのがんの転移の有無がその場で判断できるなど、信州大学医学部が発見し出願特許となっている研究技術が、この高機能ロボットで実証されていることを動画などでわかりやすく紹介しました。
  この高付加価値の医療ロボットは患者の負担を減らし、より質の高い医療を社会に提供することができるようになると期待されており、大橋教授は「手術だけでなく、やがて人間ドックなどの検査オプションとしてスクリーニングで取り入れられれば、さらに早いがん発見が可能になり、不要な手術や医療費の削減につながる」と、将来の夢を語りました。

※高機能手術支援ロボットの詳細についてはNEDOのホームページをご参照下さい。
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100144.html

福嶋義光副学長(企画総括担当)・医学部長

福嶋義光副学長(企画総括担当)・医学部長

医学部器官制御生理学講座 大橋俊夫教授

医学部器官制御生理学講座 大橋俊夫教授