シンポジウム「革新的炭素Inno-C:Innovative Carbons 2012」を開催
12年09月21日
信州大学は、平成24年9月18日、東京ステーションコンファレンス6F(サピアタワー)にて、国際シンポジウム「革新的炭素Inno-C:Innovative Carbons 2012」を開催しました。
信州大学は、カーボンファイバー、グラファイト層間化合物、フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェンの科学展開に際して、絶えず国際的な先導性を発揮、2009 年からの地域卓越研究者戦略的結集プログラム「エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト」の推進によって、「信州大学のカーボン科学」はより広範に世界的な注目を集めるに至っています。
このシンポジウムには、約300名がご来場され、イノベーションに満ちた「カーボン科学」の開拓・推進状況と、更に飛躍させる将来ビジョンについて広い立場から意見をいただき、まさに“カーボン一色”の記念すべきイベントとなりました。
第Ⅰ部「カーボン科学の将来展望」では信州大学山沢清人学長があいさつ、(独)科学技術振興機構(JST)中村道治理事長に祝辞をいただいた後、「カーボン科学の今後の展望」と題して、カーボン科学の世界的権威、「炭素の女王」の愛称で呼ばれるマサチューセッツ工科大学 (MIT)終身教授のMildred S. Dresselhaus氏が基調講演。
第Ⅱ部「Innovative Carbon への挑戦」では、放射能除染応用への期待を込めて、(独)放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター発達期被ばく影響研究プログラム島田義也プログラムリーダーが「希薄に拡散しているセシウムによる低線量率長期被ばくの影響」を、信州大学鶴岡秀志特任教授が「複合ナノ吸着効果を応用した極低濃度放射性セシウム粒子の高効率吸着と固定方法」と題した特別講演を行いました。
続いて、「革新的炭素(I nno- C)の未来」では、信州大学遠藤守信特別特任教授、信州大学Mauricio Terrones特別特任教授、信州大学Pulickel M. Ajayan特任教授、ペンシルバニア州立大学Humberto Terrones客員教授、信州大学金子克美特別特任教授、 信州大学野口徹特任教授、シュルンベルジェ株式会社山手勉開発本部長がエキゾチック・ナノカーボンを中心とした研究と応用の成果などを発表。
第Ⅲ部「カーボン科学への期待」では東レ株式会社阿部晃一専務取締役が「産業界からのカーボン科学への期待」と題した特別講演、信州大学三浦義正理事・副学長があいさつを行い閉会となりました。この後、第Ⅳ部として意見交換会があり、活発なポスタ-セッションと意見交換が行われました。

