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信州大学自然科学館がオープンしました!

12年08月24日

(左から)佐藤利幸 教授、森 淳 理学部同窓会会長、山沢清人 学長、武田三男 理学部長により  テープカットが行われました

(左から)佐藤利幸 教授、森 淳 理学部同窓会会長、山沢清人 学長、武田三男 理学部長により テープカットが行われました

8月4日、「信州大学自然科学館」のオープニングセレモニーが行われました。

 

「信州大学自然科学館」には、旧制松本高等学校や松本師範学校時代から引き継がれた貴重な資料のほか、理学部教員と学生により発見された化石やミエ(シンシュウ)ゾウのレプリカ、岩石標本や文理学部(1949~1966年)から使われてきた計測装置などが収蔵、展示されています。

 

初代館長の佐藤教授は「自然科学館の歩みの始まりは、45年前の教養部生物学教室(清水建美名誉教授)を中心とした長野県植物研究会の発足でした。会員のボランティアで旧制松本高等学校や松本女子師範学校の標本をもとに整理されたものが、『信州大学植物標本庫』として20年も前に国際登録されています。このような貴重な資料の保管をどのようにしていくのかをずっと検討していましたが、多くの皆様に活用していただける科学館としてオープンできました。とても小さな科学館ですが、今後は、各キャンパスに分散している貴重資料の展示、データーベース化と公開に取り組み、地域の小中高校生・市民向け体験学習事業などの教育研究活動へ貢献するなど、発展させていきたいと思います」とあいさつしました。

 

セレモニー後には、オープン記念として、養老孟司先生(東京大学名誉教授)を講師に招き、特別講演会がおこなわれました。演題は「むし・信州・わたしの壁」で、先生のユニークな語り口に満場の聴講者がわきました。

 

自然科学館の見学の様子

自然科学館の見学の様子

羽の抜け変わりを見せる季節ごとのライチョウの剥製

羽の抜け変わりを見せる季節ごとのライチョウの剥製

信州大学理学部教員と学生によって発見されたシンシュウゾウ

信州大学理学部教員と学生によって発見されたシンシュウゾウ

養老孟司先生の特別講演は立ち見が出るほど多くの参加をいただきました

養老孟司先生の特別講演は立ち見が出るほど多くの参加をいただきました