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信州大学山地水環境教育研究センター(諏訪市)の一般公開が行われました

12年07月12日

  信州大学山地水環境教育研究センター(諏訪市)で、平成24年7月7日(土)、施設内の一般公開が行われました。諏訪湖畔に位置する同センターは、信州大学山岳科学総合研究所の山地水環境保全部門で、諏訪湖の有害物質汚染やその浄化、湖沼の生態系の解明など、諏訪地域の自然環境に関する研究・調査を行っている教育研究施設です。
  当日は、同センターで研究を行う花里孝幸研究室と宮原裕一研究室の学生らによって、研究対象であるミジンコや藻などのほか、実際に用いる実験器具を見て触れ合うことが出来る工夫を凝らした展示ブースが設けられました。午後からは学生らによる日頃の研究成果を発表、訪れた市民と諏訪周辺環境の現状と課題を共有する場となりました。
  訪れた方は大人から子供まで幅広く、珍しい生き物に感心を寄せる子供の姿や、市民からの現状や課題についての質疑に学生が応じ、活発な意見交換が行われる様子もみられました。同センターの一般公開は、地域住民に信州大学の研究活動に対する理解を深めてもらうことを目的に毎年開催されています。

信州大学山地水環境教育研究センター外観。この日はあいにくの雨天でしたが大勢の方が来場いただきました。

信州大学山地水環境教育研究センター外観。この日はあいにくの雨天でしたが大勢の方が来場いただきました。

来場者に展示の説明を行う、花里孝幸教授(山岳科学総合研究所山地水環境保全部門)

来場者に展示の説明を行う、花里孝幸教授(山岳科学総合研究所山地水環境保全学部門)

センターの実習室では貝による水質浄化、諏訪湖のミジンコ、諏訪のおいしい湧き水、水質パックテスト、アオコの解説等、さまざまな諏訪湖を科学する展示に大勢の方が見入っていました。

センターの実習室では貝による水質浄化、諏訪湖のミジンコ、諏訪のおいしい湧き水、水質パックテスト、アオコの解説等、さまざまな諏訪湖を科学する展示に大勢の方が見入っていました。

第一実験室では諏訪湖の水や泥を採取するのに使用する器具など、普段は見れない道具を紹介。

第一実験室では諏訪湖の水や泥を採取するのに使用する器具など、普段は見れない道具を紹介。

一家で見学され、研究者や学生と仲良くなった子ども達。将来理系の学問に興味を持っていただければ幸いです。(広報室)

一家で見学され、研究者や学生と仲良くなった子ども達。将来理系の学問に興味を持っていただければ幸いです。(広報室)

午後は研究成果の発表会が催された。写真は「ミジンコと化学物質の関係」の研究を発表する小畑雄大さん(理工学系研究科 修士課程2年)

午後は研究成果の発表会が催された。写真は「ミジンコと化学物質の関係」の研究を発表する小畑雄大さん(理工学系研究科 修士課程2年)