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遠藤守信 信州大学特別特任教授が、"International Ceramics Prize 2012" を受賞

12年07月17日

イタリア、ペルージャ、聖アンナホールでのWAC国際賞授賞式(会長のVincenzini教授(イタリア)(左)と国際セラミックス賞選考委員長 Varela教授(ブラジル)とともに)(写真,WAC提供)

イタリア、ペルージャ、聖アンナホールでのWAC国際賞授賞式(会長のVincenzini教授(イタリア)(左)と国際セラミックス賞選考委員長 Varela教授(ブラジル)とともに)(写真,WAC提供)

この度、遠藤守信 特別特任教授にセラミックスの国際賞「International Ceramics Prize 2012」が授与されました。

この賞は、世界セラミックスアカデミー(WAC)が授与するもので、1992年以降4年ごとに表彰されるもので、基礎科学部門と工業部門からなり、遠藤教授の受賞は、基礎科学部門であり、この部門では日本人初の受賞となりました。すなわち、受賞業績は『基礎科学と産業応用に大きな発展をもたらしたカーボン・ナノファイバーとカーボンナノチューブの生成と発見によって材料研究に新しい展望を切り開いた顕著な貢献』に対してです。

世界セラミックスアカデミーは、マジョリカ陶器や世界屈指の陶芸美術館で有名なイタリアのファエンツァに本部が置かれ、セラミックス分野において世界で最も権威ある国際機関として知られています。同アカデミーが選考して任命するアカデミシャンは、セラミックス研究者が目標とする国際的ステータスとされています。

今回の科学賞は遠藤教授のほかに米国カリフォルニア工科大学の研究者にも授与されました。

授賞式と遠藤教授の受賞講演「Carbon Nanotubes, Past and Future」 は、6月28日,イタリア、ペルージャで開催されたセラミックスフォーラム2012にて執り行われました。

関連リンク
http://www.waceramics.org/namesnews.shtml