信州大学大学院医学系研究科と早稲田大学大学院スポーツ研究科との 学術連携協定調印式・記者発表を行いました
12年05月07日
信州大学大学院医学系研究科と早稲田大学大学院スポーツ研究科は、平成24年4月27日、スポーツ医科学分野において「高齢者の健康長寿のための個別運動処方の国際標準化」をめざして教育活動、研究活動、社会貢献活動などで連携および協力することを目的として学術連携協定の調印、記者発表を行いました。
信州大学大学院医学系研究科加齢適応医科学系専攻(スポーツ医科学分野)は、既に1) インターバル速歩、2) 携帯型カロリー計(熟大メイト)、3) e-Health Promotion Systemを特徴とする熟年体育大学事業を国内31か所の自治体、大学などに展開して、インターバル速歩トレーニングの生活習慣病予防効果に関して5,200名(遺伝子については2,000名)のデータベースを構築した。さらに、その効果について、国外の有力医療機関であるMayo Clinic(米国)、Copenhagen大学(デンマーク)、 Yale大学(米国)に検証を依頼し、高い評価を得ています。また、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科は、平成22年-26年の文部科学省グローバルCOEプログラムを獲得し、我が国にスポーツ(医)科学に関する国際教育研究拠点を形成すべく、国外の有力大学であるラフバラ大学(英国)、精華大学(中国)、上海学術院(中国)、ソウル大学(韓国)、国立台湾師範大学(台湾)、カルガリー大学(カナダ)、ケルン体育大学(ドイツ)と学術連携を結び、研究者・学生の相互交流を確立しています。
計画では信州大学医学系研究科が熟年体育大学事業で蓄積した事業運営のノウハウを早稲田大学に移植し、同大学がこれまで培った知的リソースと融合・発展させ、その成果を信州大学および早稲田大学が既に連携している国外の有力医療機関大学に移植することとしています。
