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石井鶴三関連調査成果報告会を附属図書館で開催

12年04月24日

記者に説明する笹本附属図書館

記者に説明する笹本附属図書館

  信州大学附属図書館では石井鶴三関連資料のうち,平成23年度の整理・目録化により新たに発見された作品を、3月26日に教職員及び報道機関に公開しました。
  信州大学では、平成22年3月に日本近代を代表する芸術家の一人、石井鶴三(1887~1973)が遺した3万点の資料の寄贈を受け、附属図書館の職員並びに人文学部の教員が中心となって、資料整理・内容の調査を順次行っています。今回は、平成23年度の調査成果として、芸術家・石井鶴三の業績を、広く学内外の方に知ってもらうために公開しました。
 
  公開したのは、吉川英治の「宮本武蔵」と中里介山の「大菩薩峠」の挿絵を書き直した作品1点ずつ、作家司馬遼太郎氏が雑誌に連載した「宮本武蔵」の挿絵48点、相撲の墨絵、裸婦のデッサンなどの石井鶴三の作品のほか、父で日本画家の石井鼎湖の掛け軸、石井家に同居して鶴三に多くの影響を与えた山本鼎の版画、友人だった中川一政の絵画など94点を公開しました。
  
  なお,調査結果は附属図書館ホームページから、オンラインジャーナルの「信州大学附属図書館研究第1号(特集:石井鶴三)」で読むことができます。