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地域卓越研究者戦略的結集プログラム中間報告会(東京)で信州大学エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクトが最新の研究成果を発表

12年03月05日

  平成24年2月28日、(独)科学技術振興機構(JST)主催による地域卓越研究者戦略的結集プログラム中間報告会「新時代を切り拓く有機エレクトロニクス・ナノカーボン研究発表」が東京千代田区アキバホールにて開催されました。
  基調講演ではJST顧問の北澤宏一氏が、「卓越研究事業にかける思いと課題」と題して、同プログラムの採択から立ち会った経緯などを紹介。最初に山形大学の城戸淳二卓越研究教授ら4名の研究者が有機エレクトロニクス研究の成果などを発表、続いて信州大学が進めるナノカーボンの機能を進化させた新素材のエキゾチック・ナノカーボン研究では、エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点の在籍卓越研究者、遠藤守信教授に続き、招聘卓越研究者のM.テロネス教授、金子克美教授、P.M.アジャヤン教授、地域卓越特任教授の野口徹教授(日信工業)が“創成・機能と構造解析・応用開拓”それぞれのテーマから研究の中間報告、成果を発表しました。
  「エネルギーや資源、環境、情報通信、医療・バイオなど、さまざまな分野の革新的なイノベーションに貢献する研究が進んでいる」(遠藤教授)、また金子教授からは「X線の吸収が確認でき、放射線の遮蔽体や防護服などの応用につながる」として新たな可能性を発表しました。
  別室ではこれら研究成果のパネル展示なども行われ、多くの企業、関係者が見入っていました。

信州大学によるプレゼンテーション風景

信州大学によるプレゼンテーション風景

エキゾチック・ナノカーボン(ENCs)の応用開拓例として当日発表された図。メタンハイドレートの採掘やCNT送電線、カーボン素材の自動車など、さらなる可能性が広がっている。

エキゾチック・ナノカーボン(ENCs)の応用開拓例として当日発表された図。メタンハイドレートの採掘や送電線、カーボン素材の自動車など、さらなる可能性が広がっている。

研究成果を発表する(左から)遠藤教授・M.テロネス教授・金子教授・P.M.アジャヤン教授・野口教授

研究成果を発表する(左から)遠藤教授・M.テロネス教授・金子教授・P.M.アジャヤン教授・野口教授