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「胃癌発生を抑える胃腺粘液の糖鎖」に関する記者会見

12年02月20日

  平成24年2月6日、信州大学大学院医学系研究科分子病理学分野の中山淳教授を中心とした研究チームは、胃腺粘液の糖鎖(とうさ)が胃癌の発症を予防していることを解明した研究成果を、米国の権威ある医学専門誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」に発表、翌日2月7日に、中山 淳教授が記者会見を行いました。
  胃腺粘液に関する研究は1978年以降信州大学医学部で活発に行われ、今回、胃腺粘液に含まれる糖鎖が胃癌の発症を防いでいることを明らかにしたもので、悪性腫瘍による死亡者数の中で男女とも第二位にある胃癌に対する新しい予防法の開発が期待できます。
  会見ではαGlcNAcと呼ばれる糖を先端に持つ糖鎖がピロリ菌の増殖をおさえ、癌につながる胃粘膜の炎症を抑えることを詳細な研究データや資料等でわかりやすく説明、多くの報道陣の質問に答えていました。

信州大学大学院医学系研究科<br>分子病理学分野 中山 淳教授

信州大学大学院医学系研究科
分子病理学分野 中山 淳教授

信州大学 福嶋義光医学部長

信州大学 福嶋義光医学部長