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7カ国から約150人が参加、信州大学国際動物バイオテクノロジー会議を開催

12年02月10日

参加者全員で集合写真

参加者全員で集合写真

 

  細胞レベル・分子レベルからの動物の有用的活用の道を探る国際動物バイオテクノロジー会議が、平成24年1月31日に、信州大学農学部(南箕輪キャンパス)で開催されました。はじめに、農学部長の中村宗一郎教授より開会挨拶があり、「世界の動物バイオテクノロジーの現状と課題を認識し、我々人類の発展と繁栄を正しく定めるべく、産学連携を強めたい。そのためにも情報を共有し、国際的な協力を期待する」と話しました。
  続いての招待講演では、本会議の実行委員長である農学部の鏡味裕教授の尽力で世界の第一線で活躍する基礎生物学研究所の吉田松生教授ら11名の研究者が次々と講演しました。
  また、生命法・生命政策の世界的権威である東京大学・先端科学技術研究センターのRobert Kneller教授を始めとし、中国浙江省・農業科学院の潘建治教授といった世界的に著名な方々も集まり、海外における動物バイオテクノロジーの研究成果等をめぐって濃密な議論が交わされました。
  最後には、酒造業で地域振興へ取り組んでいる枡一市村酒造場のSarah Marie Cummings代表が、長野県小布施町でのご自身の実践を紹介しながら、国際的視線からみた地域振興についての特別講演を行いました。
  鏡味裕教授は、「世界の動物バイオテクノロジーの現状と課題から、産学連携や地域振興に関わることがらまで議論を深めることができた。教育的、また国際的にも非常に高度なレベルの会議を実現することができた。学生達も、世界トップレベルの学術的な議論に直接参加することができ、良い刺激になったと思う」と語りました。
  国際会議は全編英語での講演でしたが、学生や一般の聴講を含め、7カ国から延べ150人以上が参加し、大成功に終わりました。

 

中村農学部長による開会挨拶

中村農学部長による開会挨拶

国際動物バイオテクノロジー会議 実行委員長 鏡味教授

国際動物バイオテクノロジー会議 実行委員長 鏡味教授

枡一市村酒造場 Sarah Marie Cummings代表取締役による特 別講演

枡一市村酒造場 Sarah Marie Cummings代表取締役による特 別講演