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「メディカルフォーラム イン 信州2011」を開催

11年11月14日

先端医療教育研修センター長 本郷一博副病院長

先端医療教育研修センター長 本郷一博副病院長

  信州大学医学部附属病院では、平成23年11月13日(日)、中学生や高校生に実際に医療現場で使う機器や器具を使って、診察、手術の体験をしてもらおうと、「メディカルフォーラム イン 信州2011」を開催しました。子ども達の体験講習会は、4年ほど前から実施、今回で3回目となりました。

  参加者は応募数73名から選考された、30名(男9名、女21名)。診察・治療の基本的な手技から、最先端の医療機器の使用まで、外科、内科合わせて5つのプログラムが用意され、子どもたちは6名ずつ、5班に分かれ、30分ごとにローテーションをしながら、各プログラムを体験しました。


外科1 手術の基本はここにあり―縫合と糸結び―
外科2 内視鏡下手術を体験しよう―シミュレーターを用いた模擬出術体験―
外科3 手術を実感しよう―実際の手術機器の使用体験―(超音波メス)
内科1 内視鏡で見よう!胃と腸の中
内科2 聴いてみよう!心臓と肺の音(トレーニング機器を使った聴診)


  日本に33台しか導入されていないという内視鏡手術を支援するロボットのトレーニング機器でブロックをつまんだり、ベッドに横たわった様々な心音、肺音を聞くことができる人形に、聴診器をあて不整脈の音を聞くなど、どのプログラムでも子どもたちは興味深げに真剣に取り組んでいました。午後4時過ぎにプログラムは終了し、修了証を授与、記念写真撮影をしました。
  子どもたちからは「医療はとても進んでいる!」「聴診器で音を聴くだけで心臓や肺の具合の悪いことが判断できるなんてすごい!」「楽しかった。今まで漠然としていたけれど、医師を目指したいと思った」などの感想が聞かれました。
  主催の先端医療教育研修センター長、本郷一博副病院長は「子ども達は慣れが早く、すぐに覚えるのは驚きです。実際の医療機器で自分の手を動かした今回の体験は、貴重で有意義な勉強となったことと思います。今後も定期的に開催していきたいと思います」また、「この体験が将来の医師・看護師の誕生につながれば、なお、うれしいですね」と語りました。
 

縫合と糸結び体験

縫合と糸結び体験

内視鏡下手術シミュレーターを用いた模擬手術体験

内視鏡下手術シミュレーターを用いた模擬手術体験

実際の手術機器の使用体験(超音波メス)

実際の手術機器の使用体験(超音波メス)

内視鏡操作の体験

内視鏡操作の体験

トレーニング機器を使った聴診体験

トレーニング機器を使った聴診体験