信州大学医学部附属病院で信州ドクターヘリ松本運航開始記念式典を挙行
11年10月04日
平成23年10月1日(土)信州大学医学部附属病院外来棟屋上ヘリポートにて、長野県内で2機目として配備された「信州ドクターヘリ松本」の運航開始記念式典を挙行しました。
式典では山沢信州大学長が主催者として、医学部附属病院が県民緊急医療の最後の砦でもあること、また高等教育機関である信州大学の責務として、救命救急医療スタッフもより多く配備し、技術のレベルアップもかかさず努力していくと挨拶されました。
続いて事業者として阿部長野県知事が挨拶され、きびしい県財政の中でも、2005年から運航している県厚生連佐久総合病院に続き2機目のドクターヘリを配備でき、これからも現場消防との連携をさらに強化し、ひとりでも多くの県民の命が救われることを期待する、と述べられました。
その後、長野県議会竹内副議長、長野県医師会大西会長、長野県消防長会池内会長から祝辞を賜り、また、所用のため出席いただけなかった菅谷松本市長からの祝辞が披露されました。続いて、医学部附属病院の天野病院長より事業の概要、経緯、ヘリの性能などの説明を行いました。信州ドクターヘリ松本の特徴としてはユーロコプター社製EC135の新型機体で、2分で離陸が可能、時速254km、航続距離635kmなどの性能を持っています。1機目の佐久総合病院配備ヘリの出動件数から中南信での期待度、県ドクターヘリ配備検討委員会申請から決定までの経緯、今年9月の信州ドクターヘリ運航調整委員会から参加開始したことなど、これまでの事業経緯を説明しました。
続いて多くの報道関係者や医学部附属病院の救急医・看護師・職員の見守る中、関連団体の各代表者と医学部附属病院高度救命救急センター岡元センター長を交えテープカットが行われ、ドクターヘリの内部見学も行われました。

