エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点 開所式・第2回シンポジウムを開催
11年10月04日
信州大学と長野県は共同で、10月3日(月)信州大学長野(工学)キャンパスにおいて、エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点の開所式・第2回シンポジウムを開催しました。
プロジェクト拠点が設置された工学部総合研究棟での開所式では、主催者として信州大学山沢学長のあいさつに続き、文部科学省 科学技術・学術政策局 地域支援企画官の木村直人氏、(独)科学技術振興機構 理事の小原満穂氏より来賓の挨拶をいただき、全国で2大学が採択された地域卓越研究者戦略的結集プログラムの社会的意義と世界トップレベルの先端研究拠点となった同プロジェクトへの期待などの言葉をいただきました。
続いてプロジェクト総括研究者の遠藤守信工学部教授より研究開発全体の概要が紹介されました。その後、拠点施設の見学会が催され、大勢の来場者が機器等の説明に聞き入っていました。
その後、信州科学技術総合振興センター(SASTec)にて昼食休憩を兼ねたポスターセッションを挟み、午後から第2回となるシンポジウムが開催されました。長野県商工労働部長の太田實氏が主催の挨拶、続いて基調講演を(株)三井物産戦略研究所社長の小山修氏が「震災後のエネルギー政策と世界の潮流」と題して行いました。
引き続き、研究の成果報告として、招聘卓越研究者のM.テロネス教授、金子克美教授、P.Mアジャヤン教授、野口徹地域卓越特任教授がそれぞれのチームスタッフを紹介、研究成果の発表を行いました。最後に招待講演としてENC研究開発コンソーシアム企業のシュルンベルジェ(株)開発本部長の山手勉氏から「ナノカーボンの今後の期待」と題して講演をいただき、夕刻からは懇親を兼ねた意見交換会が実施され盛況のうちに閉会となりました。

