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繊維学部 西松豊典教授らの研究グループが日本繊維機械学会論文賞を受賞

11年06月03日

  本学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点の森島美佳助教、繊維学部創造工学系先進繊維工学課程の金井博幸講師、西岡孝彦准教授、井上智仁氏(大学院工学系研究科繊維システム工学専攻修了生)、西松豊典教授らの研究グループによる論文「スポーツウェアの形状が模擬高齢者の着衣動作に及ぼす影響」が、平成23年5月27日~28日に大阪科学技術センターで開催された第64回日本繊維機械学会において、論文賞を受賞されました。
  受賞対象となった論文では、高齢者の動作範囲に近似する冶具を若齢被験者に装着させて模擬高齢者とした実験を行い、スポーツウェアの形状が着衣動作に与える影響を考察しています。この方法によれば、若齢被験者群と高齢被験者群を独立に用いる必要がなく、被験者群間の個人差の影響もなくすことができる独創的な研究手法です。そして、同一被験者の上肢の動作範囲が高齢者と同じになった場合に、どのようなウェア形状が動きやすいかを具体的に提案していることが高く評価され、受賞に至りました。

森島美佳,金井博幸,西岡孝彦,井上智仁,西松豊典, Journal of Textile
Engineering, 56巻, pp.47-53(2010)