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鈴木大介助教が高分子学会Polymer Journal論文賞-日本ゼオン賞を受賞しました

11年03月11日

 信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点の鈴木大介 助教が、高分子学会(会員数12,000人)のPolymer Journal論文賞-日本ゼオン賞を受賞しました。

 
 鈴木大介助教は、外部環境に応じてその性質を変化させる事が可能な刺激応答性ハイドロゲル微粒子のデザイン・合成・評価に関する研究に取り組んできました。刺激応答性微粒子は、薬剤・遺伝子デリバリー、化学・生体物質センサー、フォトニック結晶、ミクロリアクター、環境応答型界面活性剤、をはじめとする数多くの可能性を秘めている素材です。

 

 今回受賞対象となった研究では、刺激応答性ハイドロゲル微粒子のひとつである振動型ゲル微粒子の表面にコアシェル階層構造を導入することに成功し,ゲル微粒子の振動挙動という“時間機能”を、ゲル微粒子の“空間構造”によって制御するという,これまでに類のない機能設計手法を開拓しました。これにより、広範な温度条件下においてゲル微粒子に体積振動挙動を生起させる等,ゲル微粒子の時空的制御が可能になり,新たな用途の創出が期待されます。授賞式および受賞講演は、5月に開催される第60回高分子学会年次大会(大阪国際会議場)にて行われる予定です。

 

 

参考URL
 http://www.spsj.or.jp/c15/pjzaward/pjzaward-j.htm
 http://www.wakate-shinshu.com/resercher/19suzuki.html