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環境ISO研究プロジェクト発表会が開催されました

10年07月08日

6月24日(木)の14:00から15:20に経済学部新棟6階会議室で環境ISO研究プロジェクト「身近な環境研究」発表会が開催されました。松本キャンパスの環境マネジメントシステム(ISO14001)では、目的・目標の一つとして、「新たな環境研究を平成19年度からスタートし、3年間で計9件支援して,環境研究の拡大充実をはかる」ことを定め、実施しています。平成21年度はその最終年にあたり、昨年度の研究成果の研究報告会を行いました。今年度は学長を始め、約25名の参加者がありました。研究者は以下のとおりになっています。

● 代表研究者
株丹 洋一「大学と地域の連携による持続可能な町づくり」(人文学部教授)
戸田 任重「平成の名水百選「まつもと城下町湧水群」の水質研究」( 理学部教授)
六浦 光一「グリーンIT に関する調査研究と大学における適用について」(経済学部教授)

● 株丹洋一先生の発表
「大学と地域の連携による持続可能な町づくり」
世界的な環境教育に関する歴史と現在の世界的動向を示すと共に、岡山市の行政による環境教育の事例をもとに松本市における可能性を示しました。

● 北林美帆さんの発表(戸田先生代理)
「平成の名水百選「まつもと城下町湧水群」の水質研究」
湧水に含まれる硝酸態窒素の量により、汚染度を測る研究について、発表がありました。今回の研究の結果、安曇野及び松本市の湧水にも水道水以下ではあるものの硝酸態窒素が含まれており、その半分が化学肥料由来のものでした。
※硝酸態窒素は化学肥料や有機資材、自然界由来のものがあります。

● 六浦光一先生の発表
「グリーンIT に関する調査研究と大学における適用について」
サーバーの外注や冷却による節電などの省エネ手法を紹介すると共に、ディスプレイを用いた実験について、発表がありました。ディスプレイを数分使用しない場合に電源が落ちるように設定した場合としない場合を比較し、信州大学全体で0.5%の節電ができることを示していました。