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大町市・信州大学・サークルKサンクス共同企画 「黒部ダムカレー」 期間限定で発売!!

10年06月25日

平成22年6月24日(木)~7月7日(水)の2週間限定で、長野県内のサークルK全店(126店舗)において、大町市・信州大学・サークルKサンクスの3者が共同企画した「大町市ご当地グルメ『黒部ダムカレー』」が発売されることになりました。

「黒部ダムカレー」とは、アーチ式ダムとして日本一の大きさを誇る「黒部ダム」をモチーフに作られた商品です。昭和40年代初頭から立山黒部アルペンルートの長野県側入り口である大町市の扇沢駅大食堂(現:レストラン扇沢)において「アーチカレー」の名称で親しまれ、2009年7月には、観光・地域振興を目的に「黒部ダムカレー」と名称を変えました。現在、ご当地グルメとして大町市内の飲食店を中心に20店舗で提供されています。(詳細は下記サイトを参照ください。店舗マップもダウンロードできます)
今回販売する商品は、長野県産のトマトケチャップをカレーの隠し味に使用するほか、ハンバーグやゆでたまごなど具材をお客様がルーに自由に浮かべて楽しんでいただける商品に仕上げています。

●黒部ダムカレーホームページ    http://kurobedam-curry.com/
●黒部ダムカレーブログ    http://kurobedam-curry.com/blog/

今回の3者による共同企画は、大町市と信州大学の包括連携協定(H19.12~)に基づき取り組んできた「地域ブランド共同研究」とサークルKサンクスの地産地消促進「MOT」プロジェクトが協力し、産・学・官が連携して地域活性化に取り組んだ点に特徴があります。
また、共同研究成果を基に、製品コンセプトづくりからPRグッズ(ポスター・プロモーションムービー)の作成まで、一連の活動に学生達が参加し、地域のマーケティング・ブランディングに関する実践研究・実践教育を行ってきたことも第2の特徴です。

[共同研究の概要]
大町市は、北アルプスを始めとした山岳資源や仁科三湖などの豊かな地域資源を持つ地域です。しかし、以前より、市としての知名度の低さや、ブランドイメージの希薄さでなどが課題とされていました。
そこで、平成20年度の共同研究で実施した認知度調査の結果から、市及び周辺地域の中で認知率・想起率の最も高い「黒部ダム」と大町市及び周辺地域資源との連想(イメージ・ネットワーク)が欠落していたことから、両者をつなぐツールとして、さらには地域を代表するご当地グルメとして「黒部ダムカレー」が大町市内で提供されることになりました。
これにより、「黒部ダムの入り口、黒部ダムカレーの食べられる町、大町」として、人々の中に地域イメージの連想を構築し、さらにはそのイメージを広げることで、大町市域の産品や資源を知るきっかけ、購買するきっかけを作り、最終的には地域の訪問や居住など長期的な地域活性化の取り組みにつながることを狙います。
この他にも大町市と信州大学の地域ブランド共同研究では、地域の人材育成のための取り組みや市内外の様々な活動との連携事業を行い、総合的な地域ブランド構築による地域の活性化策を研究しています。


●学生らが作成したポスター及びプロモーションムービー(電子POP)のカット
ポスターは県内126店舗で展開中。サイズは異例の大型(A1)版を採用され、1店舗1枚ではなく、複数枚を貼りだすほどの人気です。また、プロモーションムービー3本は、売り場で流されており、コンセプトをダイレクトに伝えるツールとして役立っています。

kurobe_poster.jpg 店頭ポスター

kurobe_pop.jpg プロモーションムービー(電子POP)のワンカット

●3者共同記者会見の様子(2010年6月21日(月))
大町市にて3者共同記者会見が行われ、信州大学からは三浦理事より代表の挨拶がありました。信州大学がコンビニと連携するのは初めてであり、人文・社会科学系の知を活用して、産・学・官連携で取り組んだ事業としても新しい取り組みになります。

kurobe_trustee.jpg 三浦理事による挨拶
kurobe_4photoes.jpg 3者+学生による写真撮影

●信州大学プレ発売イベントの様子(2010年6月22日(火))
6月24日の発売に先立、信州大学においてプレ販売イベントを行ないました。当日はPRムービーの放映やポスター展示に加え、企画に参加した学生らもPR販売に参加しました。限定100食は45分で完売となりました。

kurobe_pr.jpg 学生らによるPR販売
kurobe_sell.jpg 黒部ダムカレーを求めてできた長蛇の列