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繊維学部構内のFII施設予定地において、建設前の埋蔵文化財調査が行なわれました

09年12月28日

この度、繊維学部構内のファイバーイノベーション・インキュベーター(FII)施設予定地において、建設前の埋蔵文化財調査が行なわれました。


10月下旬から始まった発掘調査には、本学部の日本人学生だけではなく外国人留学生も参加し、上田市教育委員会や一般市民のみなさんと一緒に作業しました。


担当の方からは、学生が熱心に作業し、また他の作業員の方々と積極的に交流しようとしてくれていたので、良い刺激になったとの好評価をいただきました。

 

また、平成21年12月24日には、発掘現場にて、上田市教育委員会による埋蔵文化財の説明会が開催され、この遺跡は今から約1,500~1,600年前の弥生時代後期の村の住居跡で、当時の柱穴やいろりの跡が見つかったとのことでした。


出土物としては土器やガラス製の飾り玉、黒曜石の鏃(やじり)などもありましたが、何といっても紡錘車(ぼうすいしゃ=糸によりをかけるために用いる道具)の出土には現地にいた全員が感慨深げでした。ここは古代から繊維にゆかりのある土地だったのですね。