トピックス詳細

1．金澤日本学術会議会長

7月3日、信州大学経済学部第一講義室を会場に、日本学術会議中部地区会議 学術講演会が開催されました。日本学術会議の地方組織である中部地区会議では、中部地区8県にある大学等の学術機関がおこなっている活動を学術講演会の開催等を通じて紹介しており、今回の講演会は長野県では4年ぶりの開催となりました。

講演会では、まず、日本学術会議の金澤一郎会長から「科学者の行動規範について」と題して、科学や科学者コミュニティが社会からの信頼を得て主体的かつ自律的な科学研究を進めていくため、不正行為を防止し、行動規範を遵守していくことの重要性についてお話がありました。続いて、本学工学部の大石修治教授から「宝石結晶の環境調和フラックス成長」と題して、宝石結晶を低い環境負荷の下で人工的に得るフラックス法の進歩についてお話いただきました。また、本学経済学部の舟岡史雄教授から「政策決定と統計的証拠」と題して、公的統計の持つ目的の変遷をたどりながら、現代において公的統計が担うべき役割についてお話いただきました。

講演会には日本学術会議中部地区会議の構成員、学内教職員・学生、一般市民等、約110名が参加し、熱心に講演に聴き入っていました。