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太宰治生誕百周年を迎え、太宰治をテーマに講演会と授業支援を開催

09年06月26日

信州大学附属図書館では、信州大学と塩尻市の包括連携協定に基づき、塩尻市立図書館との連携イベントとして、信州大学生活協同組合の協力により平成21年6月20日に塩尻市の保健福祉センターと古田晁記念館を会場として、講演会と授業支援を実施しました。[イベント開催告知はこちら]

この講演会は、今年で5年目を迎え、著作を刊行した教員が語り、学生や市民と広く交流する催しである「信州大学読書サロン」(信州大学生活協同組合が企画運営)の拡大版として行われました。講師には、信州大学人文学部で日本近現代文学の研究者である松本和也講師より、「太宰治『人間失格』を支えた人々―古田晁と津島美知子」と題してお話を伺い、学生や市民ら108名が参加しました。

講演会の後、学生は、塩尻市出身で筑摩書房創設者であり、太宰治と縁が深かった古田晁氏の記念館を訪ね、戦中・戦後の著名な文学者の書簡など貴重な資料を見学しました。また、課外授業の形式で立澤館長代理から古田晁氏の人物や逸話などの興味深い話をうかがい、40名の学生は熱心に聞き入っていました。

松本和也講師による講演会には大勢の一般市民が参加

写真:松本和也講師による講演会には大勢の一般市民が参加

古田晁記念館を見学する学生たち

写真:古田晁記念館を見学する学生たち