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　熊代克巳信州大学名誉教授（元農学部教授）が、平成20年秋の叙勲において瑞宝中綬章を受章しました。瑞宝章は国家又は公共に対し功労のある方のうち、公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた方へ授与されるものです。

　熊代名誉教授は、信州大学講師を経て、昭和35年4月に信州大学農学部助教授、昭和43年5月に信州大学農学部教授となり、平成6年3月に退職後、翌4月に信州大学名誉教授となりました。

　熊代名誉教授の今回の受章は、果樹園芸学の分野において多くの難問に取組み、特に二十世紀ナシの異常葉の発生に紫外線が深く関係していることを発見して防除対策を確立したことや、ナシの“葉やけ”が気象条件よりも葉の気孔の機能鈍化が主原因であることを明らかにして防除対策の確立に貢献したこと等が評価されたものです。