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城倉友幸技術専門職員が全国大学農場技術賞を受賞

08年10月07日

 9月4日、5日に日本大学生物資源科学部湘南キャンパス(神奈川県藤沢市)で開催された平成20年度全国大学附属農場協議会秋季大会で、農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)の城倉友幸技術専門職員が「果樹類の栽培と加工利用に関する教育・研究への貢献」の業績により、平成20年度全国大学農場技術賞を受賞しました。

 城倉職員はAFCの技術専門職員として、(1)リンゴのわい化栽培に適した作業機の選定および改良による省力化技術の確立、(2)天敵およびデンプン利用の殺ダニ剤によるハダニ類の防除効果の検証、交信攪乱による害虫発生抑制、酢酸利用による病害防除など化学薬品に頼らない管理法の確立を行ってきました。今回これらの業績が認められたものです。これらの管理技術は、実習教育に反映されるとともに、省力化、環境負荷低減化などの先駆的な技術は地域に貢献することが期待されます。
 さらに最近ではヤマブドウの「五一アムレンシス」の実用栽培技術を創出し、糖度20以上の高品質ヤマブドウの生産体系を確立されています。

【城倉職員のコメント】
 長年にわたり果樹類の栽培から加工利用までを従事させていただき、現在では糖度が20%以上の高品質ヤマブドウ生産を確立しました。特に苦労したものは全体に低農薬栽培でした。
 今後は技術継承をより多く進め、地域への技術発信も行うつもりです。
 先生方のご指導や同僚のご協力にお礼申し上げます。

(農学部)

受賞風景

受賞風景

城倉職員(右から4人目)

城倉職員(右から4人目)