ベトナムの2大学と大学間交流協定を調印
08年05月14日
信州大学は、ベトナムのハノイ工科大学及びFPT大学との間で大学間学術交流協定を締結しました。
小宮山学長が4月18日にハノイ工科大学のフォアン・バ・チュー学長を訪問し、調印式を行いました。ハノイ工科大学は、1956年にベトナム政府によって設立された最初の五つの大学の一つであり、現在14の学部、30弱の研究センターを持ち、教授・准教授240人を抱えるベトナムトップクラスの大学です。現在まで優秀なエンジニアを輩出し、ベトナムの経済、科学技術の発展に貢献してきたと内外から高く評価されている歴史のある大学です。
4月22日にはFPT大学のレ・チューン・トゥン学長を訪問し、調印式を行いました。
FPT大学は、ベトナム最大手のIT企業であるFPTコーポレーション(The Corporation for Financing and Promoting echnology)が、IT技術者の養成するため2006年に設立したハノイ市にある新設の私立大学です。現在はIT関連科学・技術の単科構成ですが、東南アジア地域で最も質が高く、世界一規模の大きな大学となることを目指しています。特に日本市場向けのエリート技術者を育成することをターゲットとし、ベトナム語、英語、日本語の3言語教育を行っています。これらの設立経過・活動方針が創造的・刷新的であるとして非常に注目を浴びている大学です。
特にIT分野で発展の目覚しいベトナムですが、今まで信州大学にはベトナムの大学との学術交流協定はありませんでした。今回2つの大学との協定締結を皮切りに、ベトナムとの関係を深め、相互の交流を促進させていきます。協定には研究者の交流、学生の交流を始め、学術活動の協力などが含まれており、早ければ本年 10月から学生交流が始まります。
