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農学研究科大谷教授 日本農学賞及び読売農学賞を受賞

08年04月21日

 信州大学大学院 農学研究科 機能性食料開発学専攻 大谷元教授が、「平成20年度日本農学賞」及び「第45回読売農学賞」を受賞しました。平成20年4月5日に東京大学山上会館において開催された授賞式において、日本農学賞の賞状と記念の賞牌が、また、読売農学賞の賞状と副賞が授与されるとともに、受賞講演を行いました。

 日本農学賞は、農学関係の50の学会が加盟している日本農学会(明治20年創立の「農学会」が前身)が「農学上顕著な業績を挙げたもの」に贈る権威のある賞で、日本の農学研究者間における最高の栄誉とされています。また、読売農学賞は優れた農学研究に対して読売新聞社が顕彰するものであり、今年で45回目となります。

 今回受賞の対象となった研究業績「牛乳たんぱく質の免疫調節機能の探索と利用技術の開発」は、牛乳たんぱく質と免疫系との関わり関する32年間の研究成果であり、その成果に基づき、牛乳アレルギー予防用のおいしい調製乳の商品化や免疫力を高める家畜用飼料の商品化がなされております。また、現在は牛乳IgGを用いた花粉症軽減食品の開発に取り組んでいます。

 大谷教授は、「今回の受賞は一緒に研究を行ってくれた学生や院生のお陰であるとともに、同じ研究に長期間取り組ませてくれた大学に感謝したい。」と話しています。

(農学部)

賞状を手にする大谷教授

賞状を手にする大谷教授