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JST地域イノベーション創出総合支援事業「育成研究」に採択

08年03月12日

 このたび、科学技術振興機構 地域イノベーション創出総合支援事業「重点地域研究開発推進プログラム」の平成19年度育成研究に本学から申請しました課題が採択されました。

 この「育成研究」は、外部有識者による評価を参考に、プログラムオフィサーである各JSTイノベーションサテライトの館長が、研究課題の新規性及び優位性、企業化に向けた研究実施計画の妥当性等を評価項目として選考を行ったもので、本学の場合は、長野・山梨・静岡3件を所掌するJSTイノベーションサテライト静岡によって選考されました。

研究課題名: ディーゼルエンジン用超高圧コモンレールの開発
研究期間 : 3年間
代表研究者: 工学部 教授 杉本公一
共同研究企業: 野村ユニソン(株)

概要:
 これまでの研究は、ディーゼルエンジン用超高圧コモンレール実現のための鉄鋼材料の開発と加工に関するもので、成形性と強度の両立に優れる低合金TRIP鋼を更に改良したTBF鋼を最適熱処理法及び成形性を高める機構を明らかにしてきました。
 本研究では、これをさらに発展させて、より高い疲労強度を実現する化学組成と熱処理法を確立し、さらに、試作鋼をコモンレール等に加工した後の特性を評価し、実用化に必要な実証を行うものです。
 この超高圧コモンレールは、現状では適用可能な鉄系材料がないことから、環境に優しい新世代ディーゼルエンジンの実現に寄与することが期待できます。

(研究推進部)


参考
  科学技術振興機構
  http://www.jst.go.jp/pr/info/info485/index.html