ホーム > トピックス一覧 >

トピックス詳細

トピックス

大学院工学系研究科学生ハート大賞優秀賞受賞

08年02月13日

大学院工学系研究科学生ハート大賞優秀賞受賞

 工学系研究科地球生物圏科学専攻(修士2年)の鈴木浩平さんが「ハート昆虫研究奨励基金 第7回ハート大賞2007」の優秀賞を受賞し、このほど、記念のトロフィーと副賞10万円を、それぞれ受け取りました。

 ハート昆虫研究奨励基金による「ハート大賞」は、若い昆虫学研究者のユニークな研究(全国の大学・大学院での多彩な研究活動を通じ、人間生活を楽しくする技術・サービス・製品開発の実現や、バイオテクノロジー振興への貢献が期待されています)を奨励するために設立されたもので、今年で7年目を迎えます。専門の研究者の意見も参考にされた書類審査によって、16名の受賞者(最優秀賞1名、優秀賞10名、奨励賞5名)が選出されました。
 詳しくは→http://www.heart-jp.co.jp/taishou/jushosya/jusho02.html

 鈴木浩平さんの受賞題は「昆虫類多様化の鍵である「翅の起源」に原始的有翅昆虫・トンボ類から迫る -付属肢起源が強く示唆される体節的鰓(えら)構造を有するミナミカワトンボ類の比較発生学的研究-」です。沖縄・西表島をフィールドにした研究で、八重山諸島の固有種であるコナカハグロトンボがもつ非常にユニークな鰓構造を対象として、比較発生学的手法にて、その起源を追究したものです。

 鈴木浩平さんには、生物学副読本『昆虫発見!!』の原稿執筆が依頼され、現在原稿を作成中だそうです。(理学部・生物科学科)

鈴木浩平さん

鈴木浩平さん