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タイ王室から本学に感謝状

08年02月05日

観測所の前で感謝状を手にする宗像教授

観測所の前で感謝状を手にする宗像教授

 信州大学が寄贈した検出器(中性子モニター)を用いて、タイでの宇宙線観測が始まりました。タイ王室のシリントーン第三王女の力添えにより、タイ空軍レーダー基地のあるドイ・インサノン山(標高2,565m)に新観測所が設置され、プリンセス・シリントーン中性子計(Princess Sirindhorn Neutron Monitor: PSNM)と名付けられました。2008年1月20日に新観測所で開所記念式典があり、シリントーン王女から信州大学理学部宗像一起教授へ感謝状が手渡されました。
PSNMについて詳しくは→こちらをご覧下さい。

 2月4日、学長室に報告に訪れた宗像教授は「タイは地球上でも宇宙線の入りにくい地域であり、あえてそこで観測が行うことにより、停電や人工衛星の故障などを招く、太陽の活動による磁気雲の予測が可能になるのではと考えています。数年後には太陽の活動が活発になる時期で、この観測所でのデータは重要です」と話しました。
 また、式典で王女から感謝状を頂く際の所作なども、身振りを交えて学長に説明するなど、当日の様子を伝えていました。

感謝状を手にする宗像教授(左)と小宮山学長

感謝状を手にする宗像教授(左)と小宮山学長