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和っしょい「にっぽんど真ん中祭り」で準大賞に!

07年09月03日

 「信州大学YOSAKOI祭りサークル 和っしょい」は、8月24~26日に愛知県名古屋市で行われた「にっぽんど真ん中祭り(通称『どまつり』)」に出場し、今回、準どまつり大賞(参加チーム中第2位、学生チームとしては1位)というすばらしい賞を受賞しました。

 このお祭りは全国から約200チームが参加し、観客動員数は185万人に上る大きなお祭りで、「和っしょい」が一年間目標としていたお祭りです。
 応援し支えてくださったすべてのみなさまに感謝しています。本当にありがとうございました。


 私達「和っしょい」は、信州大学の学生約100名から成る、YOSAKOIを踊るサークルです。信州の良さ・信州らしさと学生のエネルギーに満ちた踊りを,多くの観客の皆様にご覧いただき,一緒に楽しもうと活動しています。
 ※YOSAKOI祭りとは 高知のよさこい祭りに北海道のソーラン節など全国各地の文化をミックスし生まれた新しいスタイルの祭り。鳴子と呼ばれる楽器を手に持ち、鮮やかな衣装を身にまとい、地域の民謡をアレンジした楽曲に合わせて踊るのが特徴。現在では、全国各地で開催され、人気が高まっています。

 私達は毎年1年かけて1つの踊りを作り上げています。昨年10月に全員でコンセプトを決定し、そこから振り付け、楽曲、衣裳、大道具など各係に分かれ、それぞれが連携をとり合いながら演舞を作り上げていきます。時には意見がまとまらず、衝突したこともありますが、納得のいくまで話し合い、踊り子だけでなく観客の方々にも感動を与えられるステージを作り上げたいと考え、一年間取り組んできました。
 YOSAKOI祭りは地域色豊かな踊りをそれぞれのチームが披露します。和っしょいの今年のコンセプトは「息吹」。長野県の厳しい冬から生命力溢れる春への移り変わりをステージいっぱいに表現します。女性の衣装は降り積もる雪から咲き誇る花へ、男性は雄大な山々から芽生えの新緑をイメージして衣装替えをします。大道具は信州の山を表現し、冬山から新緑の山へと変化します。楽曲には『信濃の国』を入れ、振り付けは、厳冬に耐え春の訪れを謳歌する信州の人々が力強く生きる姿を表しました。

 夏休みに入ってからは、どまつりに向けて、グラウンドや体育館でほぼ毎日練習がありました。真夏の暑い日差しの中での一日中の練習に加え、各係の活動も追い込みに入っており、厳しい時期となりましたが、笑顔の絶えない明るい雰囲気の中で毎日が過ぎていきました。
 そしてどまつり当日。名古屋は松本とは比べ物にならないほどの猛暑で、熱中症が危惧されていました。どまつりではまずパレード形式(道路を踊りながら進んでいく形式)で審査対象チームが審査され、上位13チームがファイナルステージへと進むことができます。審査パレードでは4回連続で踊らなければならないため、非常に過酷なものでしたが、多くの観客の方々の声援を力に、みんなで支え合い、一人も倒れることなく最高の演舞をすることができました。そして審査結果が発表され、ファイナルステージへの進出が決まったときは、みんなで感動の涙を流しました。
 ファイナルステージでは、ライトに照らされ光り輝くステージで、多くの観客の方々の前で踊ることができました。ステージに立った瞬間のまぶしさ。踊っている時の一体感。演舞後の割れるほどの歓声。鳥肌が立つほどの感動がそこにはありました。そして得た準大賞という素晴らしい結果。一年間辛いことや苦しいことを乗り越えてできた作品が観客の方々の心を動かし、確かな評価を得られたことが非常にうれしく、またみんなで涙を流しました。

 今回、準どまつり大賞という大変栄誉ある賞をいただけたことは、多くの方々のあたたかいご支援、ご声援があってこその結果だと思っています。地域での活動により、地域の方々から多くのご声援をいただき、それが結果につながる。今後もそのような地域に根ざした活動を続け、「信州」の「和っしょい」であることを誇れるようなサークルであり続けたいと思っています。これからも、あたたかいご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

(信州大学YOSAKOI祭りサークル 和っしょい
副代表 藤井貴正)