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平成19年度戦略的創造研究推進事業(さきがけタイプ)に採択

07年09月04日

宮丸助教

宮丸助教

 このたび、理学部物理科学科の宮丸文章助教が日本科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(さきがけタイプ)に採択されました。
 本事業は、社会・経済の変革につながるイノベーションを誘起するシステムの一環として、戦略的重点化した分野における基礎研究を推進し、今後の科学技術の発展や新産業の創出につながる、革新的な新技術を創出することを目的としたものです。募集分野は、先端計測技術、代謝/細胞制御技術、光科学技術、ナノテクノロジー、生命システム、RNA機能、次世代半導体デバイス、数学の8分野です。
 この中の、戦略目標に「光の究極的及び局所的制御とその応用」を掲げた光科学技術分野の研究領域「光の創成・操作と展開」に宮丸文章(みやまる ふみあき)氏(信州大学 助教 理学部・物理科学科物性物理学講座・テラヘルツ分光研究室)の研究課題『フラクタル構造による光制御可能性の探索と光機能素子の創製』が採用されました。
 研究概要は、「フラクタル構造による光制御の可能性探索のため、メタマテリアルの概念を導入し、その単位構造にフラクタル構造を採用することにより新規光学機能の発現を狙うのが本研究の目的です。具体的なターゲットとして、テラヘルツ光領域において種々の構造の光アンテナ及び光変調素子を実験的・理論的に探求します。」というもので、これによりテラヘルツ光技術の飛躍的な発展のみならず可視光領域の新たな光機能デバイスの創製にもつながると期待されます。

関係Webページ
 さきがけ http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/index.html
 テラヘルツ分光研究室 http://science.shinshu-u.ac.jp/~thz/