ホーム > トピックス一覧 >

トピックス詳細

トピックス

第1回「信州大学テレビ」放送番組審議会開催

07年05月08日

 3月19日(月)「信州大学テレビ」開局後、初めての放送番組審議会が信州大学において開かれました。
 野村理事の挨拶に続き、審議会委員の自己紹介、放送番組審議会規程の確認、会長及び副会長の選出等を行い、佐藤浩市委員が会長に、金井奈津子委員が副会長に選出されました。
 本会議では、事前に各委員に学生3チームの代表的な番組をDVDに収録し送付したものを視聴して頂き、個々の番組についての感想や意見などをお聞きしました。全体的な評価として、生き様、夢、理想が映像に出ていたと「留学生の日常生活」が好評でした。「大学生としては語彙が少ない」、「見本となる話し方をして欲しい」「編集技術の向上が必要」など厳しい意見や今後の課題、「まだ手探りで始めたばかり」「成長を見守りたい」などの暖かい意見も出され各委員の方々の「信州大学テレビ」への期待の高さを実感しました。
 会議の概要は下記のとおりです。


開催日時:平成19年3月19日(月) 10:00~12:00
場  所:信州大学事務局第二会議室

出席委員:
金井奈津子委員、佐藤浩市委員、竹迫祐子委員、茅野實委員、堀井朝運委員、松下倫省委員
放送事業者側出席者:野村理事、新村助教授、広報・情報室小幡氏、同室伊藤氏、同室塩川氏、スタジオライズ畠山氏、㈱テレビ松本ケーブルビジョン浜氏

議  題

  1 理事あいさつ  
    ○野村理事より開会にあたり挨拶があった。
    ○今後の構想について説明があった。
     ・教養課程に放送制作セミナーを新設し、学生を養成
     ・2年学内インターンシップとしてテレビ制作に携わる
     ・信州大学テレビの取り組みを教育GPとして文部科学省に申請中
    ○本会については、司会進行を野村理事が担当することになった。

  2 審議会委員のご紹介
    ○金井、佐藤、竹迫、茅野、堀井、松下の各委員から自己紹介があった。

  3 信州大学テレビ放送番組審議会規程について
    ○審議会規程について説明があった。
    ○第4条3 委員の任期について
     ・今期は1年半とすることとした。
    ○第8条 放送内容の保存について
     ・放送番組保存期間について茅野委員から質問があった。
      テレビ松本ケーブルビジョン浜課長より、現在は、番組データをパソコンに保存できるため、
      蓄積容量はかなりあるとの説明があった。

  4 会長及び副会長の選出について
    ○会長に佐藤委員を、副会長に金井委員を選出した。

  5 信州大学テレビ番組制作・放送基準について
    ○番組制作・放送基準について説明があった。

  6 信州大学テレビ放送番組企画編成・制作会議について
    ○企画編成・制作会議について説明があった。
     ・現段階で毎月1回定期的に開催している。
     ・年単位の計画を立案し、実行している。

  7 番組合評
    ○各委員に事前に配布したDVDについて意見を求めた。委員から下記のような意見があった。
     ・信州大学で撮影された過去の映像をアーカイブとして公開を希望する。         
     ・医療番組の語句等は一般視聴者にもわかるようにして欲しい。
     ・長期的ビジョンを持ちつつ、倫理規定に反しない範囲で制作して欲しい。
     ・視聴者が誰であるのかを意識した番組制作(コンセプト)をして欲しい。 
     ・長野県の地域性を生かした番組を作成して欲しい。
     ・聞き手がいることを常に意識して制作に当たって欲しい。
     ・対象者やコンセプトの明確化が必要である。
     ・言葉使い、服装は学生だから何でもよいということではないと思う。
   【個々の番組についての合評】
    ○キャンパス・スマイル
     ・BGMは単調なものではなく、特色を持ったものにして欲しい。
    ○ここ掘れ!信州!⑤
     ・内容ごとに見出しを付けたほうが分かるのではないか。
     ・カメラの揺れが気になる。
     ・企画についてのコンセプトを明確にしたほうがよい。
     ・内輪受けした内容になっているのではないか。
    ○フェルンク⑤ 
     ・裏技を入れるなどの工夫をしたほうがもっとよくなるのではないか。
    ○信州巡遊⑤
     ・同じことの繰り返しで視聴者を飽きさせてしまう。
    ○市民健康講座②
     ・用語など専門的すぎる。
     ・患者や家族については有益、今後、様々な病気についての解説を行えば有効と思う。
    ○極限~take it to the extreme~③
     ・目的が見えにくい。
     ・トークの間延びが気になるので、台本を作る等の対策が必要
     ・アカデミックな内容で、学生らしさを出して欲しい。
    ○留学生の日常生活⑤
     ・インタビュー学生のしゃべりの語彙が少なく、言葉遣いが気になる。見本となるしゃべり方をして欲しい。
     ・今後、キャスターの養成をして欲しい。
     ・感動を伝えられる力をもっていて、夢・理想を見出せる番組である。
   【今後の番組制作についての課題】
    ○公共番組の仕組みを理解する。
    ○対象者やコンセプトを明確にする。
    ○視聴者の増大を目指す。
     ・デジタル放送の顧客増大、ケーブルテレビ網の拡大
     ・新聞社等へのCM 
    ○学生制作番組を通じた人材育成が必要。
    ○言葉遣いや服装への配慮を。
    ○技術的な課題
      ・照明や撮影方法の工夫
      ・編集技術の向上
      ・スタジオの設置
    ○キャスターの養成が必要。

  8 その他
    ○各委員より、定期的に番組内容をチェックできるよう、DVDを送付してほしいとの要望が出された。