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医学部附属病院のMRI装置が4台体制に

07年01月14日

 信州大学医学部附属病院のMRI装置が4台体制になりました。

 永久磁石タイプの静磁場強度0.4T(テスラ)オープン型装置、超伝導タイプの、1.5T(テスラ)汎用型装置2台、そして国内でもまだ十数台しか稼動していない、3.0T(テスラ)の高磁場装置が揃いました。

 オープン型装置は検査時の騒音が小さく、乳幼児の患者さんへの負担を減らすことができます。また、開放型の検査台なので広い検査空間が実現され、閉所恐怖症の患者さんにも安心して検査を受けていただけます。

 主力装置としての1.5T汎用型装置は、磁場強度こそ従来から使用してきた装置と同様ですが、最新鋭の機能を搭載しています。画質を決定する傾斜磁場が最高級の精度であり、今まで以上の高画質を臨床現場に提供できるようになりました。

 3.0T装置は本邦が認可する静磁場強度では最高クラスであり,これまでの装置に比べ、短い時間でより鮮明な画像が得られます。また、3テラスでの頭部撮影は従来から認可されていましたが、体幹部撮影は薬事許可されたばかりで、この領域での臨床への寄与が期待されています。

 信州大学医学部附属病院は、それぞれのMRI装置の性能を十分に活用し、患者さんの状態や患部に、より適した検査に取り組んで行きます。