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信州大学原子・分子機能の多次元包括デザイン拠点フォーラムを開催

06年12月28日

科学技術振興調整費先端融合領域イノベーション創出拠点の形成
「信州大学原子・分子機能の多次元包括デザイン拠点フォーラム」

  -イノベーション創出に向けたグローバル戦略-

 信州大学の先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラムの一環として、平成18年12月15日、東京国際フォーラムにおいて、標記会合が開催され、国内外の研究者、民間企業等から168人が参加しました。
 政府は第3次科学技術基本計画を発表し、その重点項目として、イノベーション創出を可能とし、次世代を担う研究者・技術者を育成するため、実用化を見据えた、基礎段階から産学が協働して先端融合領域における研究開発を推進する事業を、科学技術振興調整費により開始いたしました。
 本学は、21世紀COE「先進ファイバー工学研究教育拠点」の基礎・応用研究の成果を基に、先進ファイバー工学とナノテクノロジーの融合領域からイノベーションを創出し、新世代の新たな技術と産業に結びつける「原子・分子機能の多次元包括デザイン拠点」形成プログラムを提案し、今年度、フィージビリティー・スタディー(FS)として採択されました。
 本フォーラムでは、小宮山淳信州大学長の挨拶の後、丸山瑛一理化学研究所知的財産戦略センター長から、「基礎研究を事業化に結びつけるバトンゾーン」と題する特別講演をいただき、平井利博信州大学繊維学部長から、先端融合拠点(FS)構築手順等の説明を、梶原莞爾信州大学客員教授からは、海外のイノベーション拠点の調査結果の発表を行いました。
 それらを踏まえて、パネルディスカッションを行い、過去に大きなイノベーション創出の実績を有される岡本三宜氏を含め、㈱クラレ、帝人、日本化学繊維協会及び日本不織布協会の研究者の方々と、当日の発表者が、先進ファイバー工学とナノテクノロジーの融合によるイノベーション創出に向けての意見交換を行い、新たな取組を目指すこととなりました。(研究推進部)

平井信州大学繊維学部長からの説明の様子

平井信州大学繊維学部長からの説明の様子