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「信州大学国際シンポジウム2006」を開催

06年12月04日

熱心に講演を聴く市民のみなさん

熱心に講演を聴く市民のみなさん

信州大学国際シンポジウム2006
 「山岳地域の自然環境-過去・現在・未来」

 11月22日(水)と23日(木)の2日間にわたり,山岳科学総合研究所主催で「信州大学国際シンポジウム2006」が開催されました。
 「山岳地域の自然環境-過去・現在・未来」をテーマとした本シンポジウムは、山岳地域の地形地質のできあがった過程、氷河研究による過去の気候や大気環境復元・山岳地域の植生の成立過程・昆虫類の移動過程・山岳地域の自然環境変遷、そして、近未来の自然環境と人間活動との持続的な融合の道筋を探ることを目的として開催されました。
 初日は、附属図書館との共催で、理学部大会議室において、山岳映像作家・舟橋栄子氏による「最近のエベレスト登頂の実態」と題した講演及びエベレスト登頂を目指した国際登山隊に関する映画「ドリームエベレスト」などの上映が行われました。そしてその後,同会場にて教員や大学院生による山岳科学関連の研究成果のポスター発表が行われ、二つの行事合わせて学内外約160名の参加者が参加しました。
 2日目は,会場を松本文化会館国際会議場へ移し、信州大学理学部・原山智教授の「北アルプスにおける造山プロセスの高精度解析」、ネパール・トリフバン大学・ウプレティ教授の「ヒマラヤの上昇史と気候変動への影響」と題した講演を始めとして、国内外6名の研究者が講演を行いました。この日も一般市民を含めた約150名の参加者が最新の山岳科学について理解を深め、また、各講演者へは参加者から次々と質問が出され、シンポジウムは大変活況のあるものとなりました。     (山岳科学総合研究所)