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ノーベル物理学賞受賞者 小柴昌俊先生の講演会

06年10月16日

小柴博士

小柴博士

10月10日理学部物理科学科主催で2002年度ノーベル物理学賞受 賞者 小柴昌俊先生の講演会が開かれました。
冒頭で、小柴先生が主催されている平成基礎科学財団 http:// www.hfbs.or.jp/ の運営にふれられて1円・年募金のお話がありまし た。基礎科学振興に対する先生の熱意が伝わって来ました。

講演の題名は「ニュートリノ、ニュートリノ、そしてニュートリノ」で した。この講演はそもそも物理を勉強する学生に何かの引力を及ぼそうと企画したものでしたので、ニュートリノという不思議な粒子に魅せら れつつも、素粒子物理学がいかに発展し、自然を解明してきたかの軌跡 を、小柴先生流の切り口と口上から知ることができました。
質問の時間には、「なぜ、実験を選んだのか」という学生の問いに、 「それは難しい質問だが、、、、」と巧妙な答えが返って来ました。最後の質問で「神岡実験の思い出」を聞かれた小柴先生は、およそ30年前神岡鉱山を学生を自分の車に乗せて登っている途中で後部座席から煙りがでた事件を、話してくださいました。

これらの内容は、ビデオとして信州大学テレビで流す予定ですので、こうご期待。また当日のスライドは、ノーベル財団の許可待ちのスライドが有るため、これまた後日公開する予定です。

(理学部物理科学科竹下教授)

※次のサイトでビデオを公開しました


講演の様子

講演の様子