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　「地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成推進プログラム」（略称：医療人GP）に、信州大学の「生命を育み救う信州医療ワールドの人材育成－地域医療人育成センターを中核とした医師の分野別偏在解消のための卒前・卒後・生涯一貫研修－」（申請テーマ：分野別偏在に対応した医師の養成）が採択されました。

採択された取組の概要
　医師の分野別偏在解消するため、卒前・卒後・生涯研修を通じた一貫した対策を講じる、その中心として「地域医療人育成センター」を新設します。卒前教育では生命を産み育むことを助け、生命を救う医師としての喜びと責任感を体験させ、自主研究演習で当該４分野（小児・産科・麻酔科・救急部門）を選択するものに特別短期海外研修の機会を与えます。また、全国の医学生及び研修医を対象に救命救急(ICLS資格取得)講習会と小児・産科・麻酔医療研修を組合わせた信州夏季セミナーを開催し、４分野への誘導を図ります。
　４分野の実習・研修の充実を図り、安心して医療が行えるよう医療トラブル回避のための講習等を行います。そして、分野別偏在解消の大前提となる地域医療人確保のため、県内実績校を訪問し県内推薦枠に有為の若者を募ります。卒後・生涯研修では本学医学部附属病院と県内基幹病院間で双方向ITカンファレンスを行い、地域医療機関での高度専門研修を実現します。また、県外からの移入や女性医師の職場復帰を支援するため各人のニーズに合わせた再教育を行います。

　信州大学はこうした卒前・卒後・生涯を見通した一貫性のあるプログラムにより長期的視野に立って、分野別偏在解消とその前提条件となる地域医療を担う人材の確保に努めてまいります。

※　文部科学省平成１８年度
「地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成推進プログラム」とは
　地域医療等社会的ニーズに対応したテーマ設定を行い、国公私立大学から申請された取組の中から、質の高い医療人を養成する特色ある優れた取組について財政支援を行うことにより、大学の教育の活性化を促進し、社会から求められる質の高い医療人の養成推進を図ることを目的としています。