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H18年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に採択

06年07月28日

 「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(略称:現代GP)に、信州大学の「自ら学び,学び続ける人材育成の基盤形成―教育の質保証を目指したe-Learning による単位制度実質化―」(申請テーマ:ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning Programの開発)が採択されました。
平成16年度から開始された現代GPへの採択は本学では、平成16年度の「信州大発、"学び"のビッグバンプロジェクト(実績を基盤とした教材の充実と国際化・ユニバーサルデザイン化)」(申請テーマ:ITを活用した実践的遠隔教育(e-Learning))に続き2つ目です。)
 大学全入時代を迎え、多種多様な学力や個性をもった入学者が多くなり、その負の一面として、必要な基礎学力や学習習慣の欠如まで許容されていることが社会的に問題視されています。一方で、進展し変容する社会に対応しうる人材養成に対するニーズはより高度化して、ゆるぎない学力を持ち、自ら課題を解決できる個性豊かな人材が求められています。
 この取組みの目指すものは、現代の教育ニーズに応えて、社会に送り出す卒業生の質の保証をするために、e-LearningなどICT(情報通信技術)を活用し(自学用モジュール教材,理解度確認小テストなどで)形成的評価を中心とした丁寧な学習指導を可能にし、さらに、学生の適切な授業科目選択を支援する映像化授業カタログを提供することによる、教育の効果と質の確保です。従来のe-Learning から一歩踏み出し、広くICTを活用し、教育の質保証を経て主体的学習の推進をするものです。
 ICTの活用により、このような教育の質の確保や、多様な学生の個性に合わせた丁寧な教育に必要な、多大な人的・物的コストを可能な範囲に収めて実現することを目指して、多様な学生への教育の質保証という、同じ課題を抱える多くの大学の参考になるものと期待されています。

 
本年度(平成18年度)設置された信州大学全学教育機構を中核に、全学にわたる教育改善を目指し、この取組を通じて、社会の期待に応えられる教育のさらなる充実に、努めて参ります。

文部科学省平成18年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」
※「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」とは、文部科学省が、各種審議会からの提言などを踏まえ、社会的要請の強い政策課題に関するテーマを設定し、これについて各大学等が計画している取組の中から、優れた取組を選び、サポート、高等教育全体の活性化を促す事業です。

現代GP採択記者会見・信大旭会館

現代GP採択記者会見・信大旭会館