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経法学部で迫田英典・国税庁長官が講演

16年12月14日

迫田英典 国税庁長官

迫田英典 国税庁長官

12月12日、国税庁長官の迫田英典氏が本学へ来訪され、経法学部の授業で「我が国の直面する諸課題~財政、税制、国債、税務行政~」と題した講演を行いました。国税組織5万6千人のトップによる講演を聴講することができるということで、講義には学生や税理士会、会計人会等関係者150人が参加し、熱心に耳を傾けました。

講演で迫田長官は、国の一般会計歳出・歳入の内訳や税収・国債の仕組みについて、過去からの推移や他国の事例比較を通して説明し、日本の財政健全化に向けた取り組みを分かりやすく解説しました。さらに、国税庁では、年々、多様化・増加する業務遂行のため、ICTを活用していること、また、租税滞納者に対してはコールセンターを設置し、早期・反復的な電話催告等により、平成11年度以降17年連続で滞納額の減少に成功していること等が紹介されました。

国際戦略トータルプランの概要説明では、タックスヘイブンを悪用した税逃れへの対応や、逆に国際的な二重課税を各国との協力により払拭することで、企業の海外進出や投資交流を後押ししていることなど、普段は聞くことができない国税庁の多岐にわたる取り組みが紹介され、聴講者は真剣な面持ちで聞き入っていました。

講義の後に行われた国税庁・大学・税理士会による意見交換会で、迫田長官は「租税への理解促進として、大学で講演できたことに感謝している」と述べられ、講演は成功裏に終了しました。

講演の様子

講演の様子

国税庁・大学・税理士会による意見交換会

国税庁・大学・税理士会による意見交換会