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総合理工学研究科工学専攻物質化学分野修士課程1年生の占部峻輔さんが日本油化学会第55回年会において学生奨励賞を受賞

16年10月18日

平成28年9月7~9日、奈良女子大学にて開催されました日本油化学会第55回年会において、総合理工学研究科工学専攻物質化学分野修士課程1年生の占部峻輔さん(工学部物質化学科准教授酒井俊郎研究室所属)が学生奨励賞を受賞いたしました。

受賞しました研究発表は、「水中油滴型(O/W)エマルションの分散安定性:油滴内での疎水性物質の水素結合」(連名発表者:山本歩・井上喬允・宅見信哉・宇野明・酒井俊郎)となります。本研究では、水中油滴型(Oil-in-Water; O/W)エマルションの分散安定性を油滴内部の分子間結合(水素結合)により制御できることを明らかとしました。一般に、O/Wエマルションは界面活性剤などの乳化剤により分散安定化されています。それに対して、本研究は、油滴の内部構造(分子間結合)を制御することによりO/Wエマルションを分散安定化できる新しい乳化の概念を提唱しているとして高く評価されました。