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大学院理工学系研究科 物質工学専攻２年の高相昊さん（天野・水野研究室）が、9月7日（水）〜9日（金）に大阪成蹊短期大学で開催された9th International Conference on Fiber and Polymer Biotechnologyにおいて、Student Poster Awardを受賞しました。

受賞題目は「Enzymatic degradation of synthetic ester substrate mimicking the LCC in plant cell wall」です。本賞は、発表の第一著者で学部及び大学院生の中から選考され、約40題の中から5題が受賞しました。

植物細胞壁を構成する主要成分であるヘミセルロースとリグニン間に形成されるエステル結合を加水分解するエステラーゼは、植物細胞壁分解のキー酵素の一つですが、天然から本酵素の基質を調製する事は非常に難しいという問題点があります。本発表では酵素分解及び化学合成を組み合わせて天然型に近い基質を調製し、それらを用いてエステラーゼの酵素活性を調べたものであり、本研究成果は植物細胞壁（バイオマス）の利用に貢献することが期待されます。