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信州大学自然科学館を附属松本小学校の3年生が見学

16年06月30日

  毎年行っている附属松本小学校の3年生による大学見学が2016年6月23日に行われました。見学コースの一つである自然科学館に合計70名近い小学生の皆さんが来てくれ、展示室は小学生のみなさんのにぎやかな声でいっぱいになりました。

 

  本学自然科学館の特徴は、間近で展示を見られること、棚や引き出しを来館者が自由に開けられること、長野県や信州大学に関係する展示品が多いことです。簡単な説明の後自由に見てもらいましたが、お宝探しの気分なのか、みんな楽しそうにあちこちの引き出しを開けていました。子どもたちには、生きていた時の姿のまま保存されている動物の剥製が不思議に思えたようで、「どうやって作るの?」「本物なの?」といった質問がたくさん出てきました。

  背丈より大きな鹿やカモシカの剥製が目立つ位置に展示されていることもあり、みんなの興味が集まるかなと思っていました。しかし、たくさんの動物剥製がある中で、一番の人気は棚の隅にひっそりと置かれていたカルガモの剥製でした。子どもたちは生きているカルガモをつい最近見たそうで、やはり日常で馴染みのある自然に興味を持つのだなと感じた出来事でした。中には剥製を見るのが恐いと思う子どももいたようですが、友達に促されておそるおそる近づく姿も見られました。自然科学館の展示から子どもたちなりに様々なことを感じ取ってくれたようでした。

 

  信州大学自然科学館は2012年に開設され、2015年度から週に2日ほど定期開館を始めました。今年度は、授業のある期間の水曜日と土曜日の10:00~16:00に開館をしています(http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/)。先生が呼ぶ声も耳に入らず集中して動物の剥製や化石を観察している児童もいました。小学生の皆さんが見学できたのはわずかな時間でしたので、「もっと見たい!」という嬉しい声も聞かれ、「ぜひ定期開館日に来て下さいね」と伝えておきました。今回のように、学内外から多くの皆様に自然科学館を見に来て頂きたいと思っています。