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輸出管理DAY for ACADEMIA 2016を開催

16年03月08日

去る2月26日、輸出管理DAY for ACADEMIA 2016(主催:輸出管理DAY for ACADEMIA実行委員会/委員長:新潟大学 松原幸夫教授)が、信州大学が幹事校となり、芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催されました。

輸出管理DAY for ACADEMIAは、全国規模での安全保障輸出管理に関する情報交換やネットワーク構築の場としては我が国唯一のものであり、今回は第4回目の開催でした。


当日は、午前に「大学における技術情報管理のあり方」をテーマとしたプレリミナリー・セッションが行われました。本セッションでは、大学や企業における技術情報管理の現状や課題についての発表が行われた後、大学の保有する技術情報を適切に管理するための効果的な体制構築について討論が行われました。


午後は、主催者の松原幸夫実行委員長の挨拶に続き、来賓の冨岡 勉文部科学副大臣の挨拶、共催者の村上雅人芝浦工業大学長の挨拶の後、経済産業省貿易経済協力局貿易管理部安全保障貿易検査官室の早野幸雄室長より「安全保障貿易管理に係る経済産業省の取組みについて」、文部科学省高等教育局教育企画課国際企画室の松本英登室長より「大学における安全保障貿易管理 -この一年-」と題した基調講演が行われました。


次いで、米国国務省国際安全保障・拡散防止局ミサイル、生物、化学拡散防止部のMs. Pamela K. Durham部長より「Intangible Technology Transfer」、外務省軍縮不拡散・科学部不拡散・科学原子力課の松本洋企画官より「輸出管理・無形技術移転に係る国際的な議論の動向」、法務省入国管理局入国在留課の丸山秀治課長より「外国人の出入国管理について(留学生を中心に)」と題した講演が行われました。


その後「大学における濃淡管理の現状と課題」をテーマとしたパネル・ディスカッションが行われ、行政側の新たな動きが大学・企業の輸出管理上の濃淡管理に及ぼす具体的効果を輸出管理担当者が実例を踏まえて発表した後、現状と課題について討論が行われました。


今回の参加者数は250名を超え過去最多となり、すべての参加者は各講演・セッションに熱心に聞き入り、多くの質問も寄せられました。これは、大学や企業などにおいて安全保障輸出管理に関る方々の関心の強さの表れであり、関係省庁にご指導、ご協力いただいた成果でもあります。


輸出管理DAY for ACADEMIA実行委員会は、多くの方々の期待に添うべく、さらに有益なテーマを設定するとともに、より実効的なプログラムを企画し、我が国の安全保障輸出管理の発展に寄与して参ります。

来賓挨拶を行う冨岡文部科学副大臣

来賓挨拶を行う冨岡文部科学副大臣

基調講演を行う松本国際企画室長

基調講演を行う松本国際企画室長

講演を行うMs. Pamela K. Durham部長

講演を行うMs. Pamela K. Durham部長