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シンポジウム「必ずやってくる大地震に備えて~松代群発地震から50年~」を開催しました

15年07月08日

  信州大学と長野県経営者協会は6月28日、シンポジウム「必ずやってくる大地震に備えて~松代群発地震から50年~」を工学部の国際科学イノベーションセンターにて開催しました。
   歴史地震学者の石橋克彦 神戸大名誉教授が基調講演し、近年研究が進む地震予測について言及しました。「科学的予測は不確実性な点もある」とした上で、「科学によって問題提起はできるが、科学とは違う判断基準の側面からの対策も必要だ」と述べ、『トランス・サイエンス』の重要性を語りました。
   パネルディスカッションでは石橋名誉教授を交え、長野市立博物館の原田和彦 学芸員、野池明登 県危機管理部長、赤羽貞幸 理事(教務、入学試験、国際教育交流、部局間調整担当)、笹本正治 副学長(広報、学術情報担当)がそれぞれの立場から長野県の防災・減災についてを語ると、参加した約100人の聴衆はじっと聞き入りながら熱心にメモをとり、地元の地域防災を思い描いていました。
   本学では今年4月、地域防災減災センターを設置。大学を挙げて地域の防災、減災に取り組み始めました。シンポジウムはその一環です。

石橋克彦 神戸大名誉教授

石橋克彦 神戸大名誉教授