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医学部附属病院院内学級にて移動プラネタリウムの上映会が行われました

15年06月17日

  信州大学医学部附属病院院内学級で6月16日(火)、部屋の外になかなかでられない子供達に星空を楽しんでもらおうと、移動プラネタリウムの上映会が行われ、入院中の子供達が、家族の方や先生方と一緒に満天の星を楽しみました。
  このイベントは、被災地や学校、企業、ミュージアムなど様々なところへ「星空と宇宙を届ける」活動をしている星空工房アルリシャ(山梨県甲府市)とセイ コーエプソン株式会社による、「病院がプラネタリウム」という、主に長期入院をしている子供達を対象にした宇宙体験プログラムの一環で、信州大学医学部附 属病院で上映されたのは初めてです。
  院内学級に設置されたエアドームは直径約4メートル。風で膨らませ、プロジェクターで天井に星空を投影する仕組みです。子供達はエアドームの中に寝転んだりしながらリラックスした姿勢で鑑賞しました。
  まず、この日の松本の午後4時頃の空から太陽が沈んで、午後8:30頃の夜空が映し出されました。見上げるとそこには春の大曲線。でも、街灯りの影響で暗 い星までは見えません。街灯りを消すとどうなるか・・・目を閉じてみんなでカウントダウンして目を開くと、満天の星空が広がりました。
  今の時季に見える星座や、子供達それぞれの星座の解説、地球を離れて太陽系から銀河系、宇宙へと、約30分間の星空散歩と宇宙旅行を満喫しました。

  プラネタリウムを鑑賞した子供達は、「銀河の外にでたとき、涙でそうだった」、「広い宇宙の中で、人間はちっぽけだけど、だから大切なんだ」「こんなに星があるなんて知らなかった」「キラキラしてきれいだった」と思い思いに感想を話していました。

院内学級に設置されたエアドーム

院内学級に設置されたエアドーム

誕生月の星座が一番きれいに見えるのは誕生月の3ヵ月前

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人工の光を消した時の夜空

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病室から移動できない子にもタブレット端末を使ってテレビ中継されました

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