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山岳科学研究所は発足から1年を迎えるのを前に、「『山岳アカデミア』による環境変動の解明と地域創生」と題するキックオフシンポジウムを平成27年3月15日、松本東急インにて開催いたしました。

山沢清人 学長からの挨拶後、先鋭領域融合研究群の濱田州博 研究群長より、研究群の構成・概要について説明がありました。

第一部『山岳アカデミアの発展』では、文部科学省研究振興局学術研究助成課の鈴木敏之 課長をお招きし、研究費をめぐる現状と課題についてお話いただきました。また、加藤正人 山岳科学研究所所長より研究所の概要と、研究所が目指す地域連携という大学機能強化の新規モデルである山岳アカデミアについて説明がありました。

第二部では、原山智 山岳科学研究所副所長より、伏在活断層と最近の地震活動について、泉山茂之 陸上生態系研究部門長からは地域ぐるみでの鳥獣害対策について、さまざまな事例紹介を交えつつお話がありました。

学内外関係者含め80人を超える参加者があり、市民の参加もあったことからテーマに対する関心の高さが伺えました。

最後に、総合討論として、長野県庁林務部、松本市役所危機管理部・耕地林務課・山岳観光課・西部農林課、環境保全研究所、環境省松本自然環境事務署、中信森林管理署の皆様より問題提起や研究所への期待・アドバイス等があり、盛況のうちに終了しました。