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教育学研究科院生とUPM(プトラ大学:マレーシア)院生との
 国際学術交流会を開催

15年01月14日

  平成26年12月15日、信州大学教育学部キャンパス(長野市)にマレーシアのプトラ大学(Universiti Putra Malaysia, UPM)より大学院生11名、教職員2名の訪問団が来学されました。


  UPMは16の学部と9つの研究所を有するマレーシア連邦の中心的役割を担う高等教育機関であり、本学とは平成22年8月に学術交流協定を締結し、交換留学や環境教育研修等で活発な学術交流を行って参りました。今回の交流は教育学研究科との初めての企画となりました。Human Resource Development / Career Development に所属するUPM院生の来学目的は、授業の一環(Quality Exploration Mobility Program , QEMP)として本学研究科の「臨床の知」のカリキュラムの在り方や「地域貢献」における課題解決等について、教育学研究科院生と相互に議論し、思考を深めるというものでした。


  UPM院生より2件、信州大から2件の報告を共有し、それを受けて2回のディスカッションを行いました。全体討議では、UPM院生より、卒業生や修了生の就職率を高めるための本学教育学研究科の取り組みや、日本国における成人のための生涯教育(学習)の実態、本学教育学研究科における地域貢献企画の課題などの多くの質問がありました。本学院生からは、UPMの大学カリキュラム等の質問がなされました。子どものためのキャリア教育(意識形成)の在り方などにも議論は拡がり、院生相互に活発な討論がありました。参加した本学院生からは、他国の学生と討論する機会はめったにないので、刺激になり良かったといった感想が寄せられました。

 
  教育の質の「改善」や「発展」のキーワードが印象的な意義深い国際学術交流会となった今回の取り組みについて、関係者一同、今後もUPMと本学の交流が継続的に益々発展することを願い、会は成功のうちに終了しました。