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信州大学における今後の新型インフルエンザ対策について

教職員向けお知らせ

信州大学における今後の新型インフルエンザ対策について

09年09月04日

信州大学における今後の新型インフルエンザ対策について

平成21年9月2日
新型インフルエンザ対策本部決定

 

 本学は、今後、新型インフルエンザの一層の流行が懸念される状況の下で、新型インフルエンザによる健康被害を最小限に抑え、本学が果たすべき教育、研究及び社会貢献への影響を可能な限り少なくすることを目的として、以下の対策を講じることとします。
 なお、文部科学省、厚生労働省、長野県、キャンパスが所在する市町村などからの要請や状況の変化等を踏まえ、今後、この対策を弾力的に運用することや見直すことがあります。

 

1 流行期における対策
(1) 日常の心がけ
 うがいと手洗いの励行、人ごみでのマスクの着用や人ごみを避けるなどの予防手段を十分に講じてください。

 

(2) 持病のある方の心がけ
 次の持病のある方々のなかには、治療の経過や管理の状況により新型インフルエンザに感染すると重症化するリスクが高いと判断される方がいます。
1) 慢性呼吸器疾患
2) 慢性心疾患
3) 糖尿病などの代謝性疾患
4) 腎機能障害
5) ステロイド内服などによる免疫機能不全
 また、妊婦についても、新型インフルエンザが重症化することがあると報告されています。
 感染予防を心がけ、かかりつけの医師がいる方は、発症時の対応についても相談しておいてください。

 

(3) 新型インフルエンザのような症状(38度以上の発熱、倦怠感、食欲不振、鼻汁又は鼻閉、咳、のどの痛み、場合によっては吐気、嘔吐下痢の症状。以下同じ。)がある場合の対応
1) かかりつけ医などの一般の医療機関に事前に電話して、その指示に従い、受診してください。
2) 受診するときは、必ずマスクを着用してください。
3) 新型インフルエンザの感染又はその疑いがあると診断された場合は、すでに周知している所属担当窓口に必ず連絡してください。
4) 担当窓口は、その結果を直ちに健康安全センターに報告してください。
5) 解熱後2日間を経過するまでは、登校又は出勤をしないでください。
6) 登校又は出勤をしない期間の取扱いについては、学生にあっては出席停止(公欠)とし、教職員にあっては就業禁止(有給)とします。
7) 症状が出た場合はマスクの着用、外出の自粛、人に咳やくしゃみをかけない咳エチケットの徹底など人にうつさないことにも心がけてください。
8) 新型インフルエンザが重症化するリスクが高いとされている持病のある方や妊婦は、早期受診に心がけてください。

 

(4) 同居の家族や職場の同僚など身近な人が新型インフルエンザに感染した場合又はその疑いがある場合の対応
1) 出席停止又は就業禁止などの措置はとりません。
2) マスクの着用、うがいや手洗いを徹底し、朝晩の体温測定など普段以上に体調管理に心がけてください。
3) 新型インフルエンザのような症状が出た場合は、上記(3)に従ってください。

 

(5) 学生寄宿舎、国際交流会館で新型インフルエンザの感染者又はその疑いがある者が出た場合の対応
1) 感染した方は、外出を控え、寄宿舎又は会館で安静療養をしてください。
2) 同室者は可能な限り、別の部屋で過ごすようにしてください。

 

(6) 大学における臨時休業等の措置
1) 学内での発生状況を踏まえ、県、キャンパスが所在する市町村の要請などを参考に、臨時休業の判断をします。
2) 臨時休業は、原則として、感染又は感染の疑いにより出席停止となった学生の割合が10%を超えた場合を目安に7日間(休日を含む。)とし、対策本部と部局長と協議の上、学長が決定します。臨時休業は学部、研究科、キャンパス、全学単位とします。
それ以外の所属単位(授業、クラス、実習先、学科、学年など)で複数の者が新型インフルエンザに感染した場合に同様の措置を講じる場合があります。
3) 臨時休業等の場合は、帰省の奨励はしません。
4) 臨時休業等の措置をとった場合は、補講、追試などを行います。
5) 講義単位の休講もあり得ますので、最新の情報を確認してください。

 

(7) 附属学校園における出席停止、学級閉鎖、学年閉鎖又は休校の措置
1) 長野県、教育委員会の通知、要請等を踏まえ、出席停止については学校長が判断します。
2) 学校長は、措置を講じた場合には、直ちに対策本部にその旨報告することとします。
3) 学級閉鎖、学年閉鎖又は休校については、学長と学校長が協議の上、学長が決定します。

 

(8) 課外活動における対応
1) 新型インフルエンザの感染者又はその疑いがある者の不参加を徹底してください。
2) 原則として活動中止、自粛などの要請はしません。ただし、学外の大会などの参加については、感染者と濃厚接触(食事や会話などをして近距離で接触した場合など)した場合は、接触後3日間は参加を見合わせてください。
3) 状況の変化により、必要に応じて指示や要請をする場合がありますので、最新の情報を確認してください。

 

(9) 就職活動における対応
1) 原則として制限はしません。ただし、人ごみに入るときはマスクを着用するなど予防手段を講じてください。
2) 会社訪問、面接や試験などについては、就職志望先に相談し、その指示に従ってください。
3) 状況の変化により、必要に応じて指示や要請をする場合がありますので、最新の情報を確認してください。

 

(10) 出張における対応
1) 海外出張及び国内出張は、原則として制限はしません。
2) 状況の変化により、必要に応じて指示や要請をする場合がありますので、最新の情報を確認してください。

 

(11) 学内での諸行事における対応
1) 原則として中止などの要請はしません。
2) 状況の変化により、必要に応じて指示や要請をする場合がありますので、最新の情報を確認してください。

 

(12) 学内福利厚生施設への要請
1) 原則として営業の自粛などの要請はしません。
2) 状況の変化により、必要に応じて指示や要請をする場合がありますので、最新の情報を確認してください。

 

○ 情報伝達経路について
(1) 新型インフルエンザに感染した者又はその疑いがある者から連絡があった場合の情報の流れは、別紙第1のとおりです。
(2) 部局の担当窓口は、新型インフルエンザに感染した者又はその疑いがある者から連絡を受けた場合は、発生届(別紙第2)により、健康安全センターに直ちに報告するとともに、部局内(保健室がある場合は保健室を含む。)にも適宜その情報を流してください。
(3) 健康安全センターは、部局担当窓口からの情報を直ちに対策本部事務局(総務部総務課)に報告してください。
(4) 対策本部事務局は、健康安全センターからの情報を担当理事及び学長に報告し、必要に応じて、対策本部で対応を協議します。

 

○ 対策本部における対応について
(1) 新型インフルエンザに関する情報の収集を行い、学生及び教職員に迅速かつ正確な情報を提供します。
(2) 臨時休業等の措置が適切に伝わるよう、情報伝達経路を再確認します。
(3) 対策本部に感染症の専門家を加え、必要な助言を受けるとともに、機動的な対策決定のできる体制を確立します。
(4) 定期試験期間中、入学試験期間中の対応について、検討を進めます。
(5) 健康安全センターを中心に、マスク、消毒液の備蓄を進めるとともに、配付及び処理基準を検討し、配付します。

 

2 小康期(感染者の発生が減少し、低い水準にとどまっている時期)における対策
(1) 基本的に、流行期における対策を踏襲し、警戒態勢を維持しながら、第2波に備えた準備を行います。
(2) 必要に応じて、メンタルヘルス相談を実施します。

 


※ この対策を実施するに当たっては、医療機関において、新型インフルエンザか、季節性のインフルエンザかどうかまでの判定を行わないことを踏まえ、現時点では新型か季節性かを問うことなく、一括して新型インフルエンザとみなすこととします。

別紙第1:感染した者又はその疑いのある者から連絡があった場合の情報の流れ(PDF)

別紙第2:新型インフルエンザ発生届・感染者等情報カード(PDF)