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理事挨拶

理科の伝道師をめざして

信州大学理事・副学長

文部科学省は、義務教育において学年が高くなるにつれて理科が好きな児童や生徒の割合が低下すること、小学校教員が理科の指導を苦手・やや苦手とする割合が高いことなどのデータを背景にして、このような状況を打開するための理数教育充実施策に力を入れています。その一つとして科学技術振興機構(JST)が実施する、子どもだけでなく、まわりの教員も「理科好き」にするために地域の理数教育において中核的な役割を担う小・中学校教員「コア・サイエンス・ティーチヤー」(CST)の養成とその活動があります。

信州大学と長野県教育委員会は、このJSTの支援を受けて「理科好き」な子ども達を増やすために、質の高い若手教員の育成をめざす「理科の伝道師としての専門性と実践力を支援する教員養成プログラム」に取り組んでいます。この取り組みは、平成21年度の試行的取り組みをへて平成22年度から本格的に4年間の計画に着手しました。

「コア・サイエンス・ティーチヤー」(CST)の養成には、信州大学の教育学部・理学部・繊維学部・農学部の学生や長野県下の現職教員が「コア・サイエンス・ティーチヤー養成プログラム」に自主的に参加し、学部卒のCST資格、現職教員のCST資格、上級CSTの資格を取得することを通して理科の教員としての力量を高め、理科の伝道師となって地域の中核的教員として活躍することをめざしています。

長野県下の先生方、学生諸君がふるってこの取り組みに賛同いただき、長野県下に「理科好き」な子どもを増やすための活動に大勢参加されますことを期待しております。

プログラム実施担当者
信州大学理事・副学長
赤羽 貞幸