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記者会見の様子

信州大学では、このたび、医学部及び同附属病院に対するISO14001の認証範囲拡大についての審査に合格し、これによって、全学におけるISO14001の認証取得を達成しました。

ISO14001は、環境マネジメントについての国際的な規格であり、平成13年に国公立大学では初めて本学工学部がその認証を取得しました。その後、平成17年に教育学部、平成18年に農学部、繊維学部が同認証を取得し、平成19年には、人文学部、経済学部、法曹法務研究科、理学部、全学教育機構、内部部局等が所在する松本キャンパスにおいても認証を取得しています。しかしながら、松本キャンパスにおける認証取得に当たっては、医学部附属病院において新外来棟の整備が進行中であったこともあり、医学部及び同附属病院をその対象とすることは見送りました。

医学部附属病院の新外来棟については、平成21年に完成し、再開発工事も周辺整備を残すのみとなりました。このことを受け、本学では、医学部及び同附属病院に対する認証範囲拡大についての手続きを進め、去る平成22年12月8日付けの文書により、審査に合格した旨の通知をいただきました。

今回の認証取得により、我が国において全学のISO14001認証取得を達成した大学は、14校となりますが、そのうち、医学部附属病院を持つ大学での取得は、本学が2校目です。大学の規模で見れば、現時点で、本学が最大規模のISO14001認証取得大学であるといえます。

先にも述べたとおり、ISO14001は、環境マネジメントにおける国際的な規格です。私としては、引き続き、本規格に基づく適切な大学運営を進め、大学運営に伴う環境への影響の抑制を図るとともに、大学の使命である教育・研究活動を通じての環境への取組みにも一層力を入れ、本学が環境についてのフロント・ランナーであり続けることができるよう、努めてまいる所存です。

信州大学長
山沢清人