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信州大学農学部長に、中村宗一郎教授が就任しました

10年02月01日

農学部長 中村 宗一郎

農学部長 中村 宗一郎

平成22年2月1日に、本学農学部長に、中村宗一郎教授(応用生命科学科)が就任いたしました。

 

以下、中村農学部長のメッセージです。

 

  信州大学農学部は、学部キャンパス内を含めて県内四ヵ所に農場及び演習林を保有し、総面積630ヘクタールに及ぶ広大な敷地を持ち、そこでは畜産、花卉園芸、果樹栽培、稲作、高原野菜の栽培など特徴ある教育研究活動が営まれています。中央アルプスの高山帯にまで達する木曽駒ケ岳の演習林は、森林の多面的機能や山地の崩壊・修復について学ぶ格好の場となっています。このように、本学部は、フィールドに根ざした農学を学ぶに際してこの上ない環境を備えています。

   生物学的多様性と固有の食文化との関係、地球環境保全とクオリティー・オブ・ライフとの関係、生産性の維持向上とカーボン・オフ・セットとの関係など、21世紀に生きる我々には解決しなければならない課題が山積しています。本学部のディプロマ・ポリシーは、農学に関する幅広い知識と応用能力を有し、人類の持続可能な発展に資するべき人材を育成することにあります。そのことを実現するために、フィールド研究と実験研究が連携する教育を積極的に実践しています。講義によって修得した理論を直ちにフィールドで試すことが可能な地の利を活かして、信州大学農学部は、フィールドとラボワークの融合による学理実践一体型の教育に邁進しています。フィールドに根ざして「食と緑」を科学しようではありませんか。

   皆さんのご入学を心からお待ちしています。



平成22年2月1日
信州大学農学部長 中村宗一郎